写真手前から蔵・門・離れ座敷の屋根になります。
経年劣化による瓦のズレや凍害による瓦の割れなどが随所に見られます。

瓦がめくれたら次は瓦の下にある葺き土も撤去します。

瓦と葺き土を撤去して、下地だけの状態です。
野地板が薄く、隙間が多く見られますので合板を重ね貼りして下地を補強します。

下地補強として合板を現状の下地に重ねて貼りました。
12ｍｍの合板を使用しています。

防水ルーフィングを貼りました。
ここまで出来ると一安心です。

続いて山門・離れ座敷の古瓦もどんどんめくっていきます。

離れの下地状況です。
腐食している野地板・化粧板は交換してからその上に合板を重ね貼りします。

合板重ね貼り完了です。

防水ルーフィングを貼り終えたら割付をして瓦を引っ掛ける為の桟木を打ちます。
荷揚げを終えて、これから桟瓦を葺いていきます。
今回は三州のいぶし瓦を使用しています。

蔵の桟瓦を葺き終わりました。
桟瓦は全数釘留めで施工しています。

続いて、門・離れの瓦もどんどん葺いていきます。

桟瓦を葺き終えたら鬼瓦を取り付けて棟の施工になります。

工事完了です。
やっぱり日本家屋には瓦屋根が似合いますね♪